姿勢分析で気づく体のサイン
昨日、理学療法士の先生といっしょに、教室に来てくれているみなさんの姿勢をひとりずつ見ていく姿勢分析練習会をしました。
私には、いつもお世話になっている理学療法士の先生が3人いて、それぞれちょっとずつ得意なことがちがうんです。
姿勢改善のヒントをくれる3人の理学療法士
ひとりは、整体の先生をしていて、ワークショップなどでも活やくされている方。からだのしくみにとてもくわしくて、実際の体の動きをもとにアドバイスをしてくれます。
もうひとりは、パソコンがとっても得意なかわいい女性の先生。骨の動きや姿勢のちがいを、パソコンの画面で図にして見せてくれるので、とってもわかりやすいんです。まるで、絵をかくように説明してくれるので、毎回「なるほど!」の連続です。
3人目の先生は男の先生で、ちょっとむずかしい内容にもくわしい方。いつも深いところまで考えてくれて、「そこまで気づかなかった!」というような視点を教えてくれます。
この3人の先生たちは、もとになる知しきは同じでも、それぞれちがう経験をしてきているので、見かたや考えかたが少しずつちがいます。そのおかげで、私もいろんな角度から体のことを考えられるようになって、本当にありがたいです。
姿勢チェックで見つけた昔の間違い
実は、10年以上前の私は、ちょっと変わった体のトレーニングをしていた時期がありました。なんとなく肩こりが楽になったような気がしたり、おなかまわりがすっきりしたように見えたりして、「これっていいかも!」と思っていたんです。
でも、あるとき「もしかして、このままだとまずいかも…?」と気づいて、理学療法士の先生たちに相談するようになりました。そして、そのころの自分の姿勢の写真を見て、思わずびっくり! 見た目は少しよくなったようでも、からだの中ではバランスがくずれていて、続けていたらきっと足や腰をこわしていたと思います。
だから今は、「見た目だけがよく見えること」と「本当に体にいいこと」はちがう、ということをとても大事にしています。
姿勢改善のために行った細かいチェック
昨日の姿勢チェックでは、パソコンが得意な先生といっしょに、写真を見ながらひとりひとりの体の使いかたや立ちかたをくわしく見ていきました。おひとりずつ1時間半ぐらいかけて、本当にていねいに見たんです。
すると、「あっ、この人はここをちょっと変えるだけで体の動きが楽になるかも」「このクセは、前から気になってた部分とつながってるんだな」といった発見がいくつもありました。
姿勢分析を通して伝えたいこと
私もまだまだ学びの途中なので、「これでいいや」と思わず、何度でもくり返し確認しながら、本当に大事なところを見のがさないようにしています。そして、教室に来てくれているみなさんにも、「気づかないうちに体にムリをさせていないかな?」という視点を持ってもらえたらうれしいなと思っています。
からだは年を重ねるごとに、少しずつ変わっていきます。だからこそ、小さなサインを見のがさずに、できるところからていねいに見ていくこと。それが、元気で楽しく毎日を過ごすための大事な一歩だと私は思っています。
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