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いつのころからか、毎朝目が覚めると「今日の体も快適かな?」と点検をするようになりました。
前日に遅くまでパソコンに向かった肩や背中の疲れが残っていないか?たくさん歩いた日の足の重さが残っていないか?
体全体に意識向けて「よし!今日も快調!」とベッドから起き上がります。
50代の今、寝て起きれば体がすっきり軽くなる感覚があるなんて、若い頃には想像もしていませんでした。
「30代には戻りたくない!」と本気で思えるくらい、15年以上も体調のいい毎日が続いています。
でも、最初からこんなふうだったわけではありません。
体の不調が普通だったあの頃
小さい頃から、体が弱くて、風邪をひきやすく、年に何度も熱を出しては嘔吐。
鼻づまりで口呼吸が当たり前だったので、母にはよく「口閉じなさい」と注意されていました。
小学校2年生で初めて膀胱炎にかかり、刺繍や編み物が好きだったので、肩こりに悩まされる子どもでもありました。
野菜はほとんど食べられなかったし、食が細く、親戚の集まりでは「りえちゃん、もっと食べて大きくなりなさいよ」と言われるのが本当に苦痛でした。
冬になると必ずしもやけができ、かゆくてとても辛かったです。
子供の頃の自分を一言で例えるなら「虚弱体質」。
昼寝をしないと1日持たない状態でした。
中学・高校時代はニキビとの闘い
中学生になって、部活のかえりにみんなで駄菓子屋によって、アイスクリームを食べるのが日課になると、ニキビが出始めました。
顔に2,3個できたと思えば、あっという間に顔全体に広がり、自分なりに改善しようと本を買って、洗顔方法や食事を試してみましたが、これといった変化もなく、憂鬱でたまりませんでした。
今思えば、腸内環境も整っていなかったし、受験勉強で夜更かしするからホルモンバランスもめちゃくちゃだったのでは想像しています。
ニキビのない友人たちがうらやましくて仕方がなかったです。
子供なりに試行錯誤したのか、大学に入るころにはすっかり収まったのですが、今こうして思い出しても辛さが蘇ります(泣)
大人になってからは疲れやすさがずっとつきまとっていました。
新卒で入った会社は入社早々、中心部から離れたところに移転をして、自宅から2時間近い電車通勤に。
慣れない環境での満員電車だけでぐったりして、休日はひたすら寝て回復。
1人暮らしだったので、土曜日は夕方まで寝て家事をこなすのがやっと。
友人と遊びに出かけた週は、次の水曜くらいまで体が動かない…そんな日々でした。
それでも仕事になると気が張って、疲れを忘れて頑張れるタイプ。
29歳でジュエリーの会社で起業してからは、自分のペースで働けるようになったのですが、様々な人に会うので気疲れをするようになりました。
元々、HSPっぽいので無意識に気を使ってしまうのですが、起業当時はかなり張りつめていた気がします。
3か月に1度はぐったり3日ほど家から出られない時期もありました。
週に1回整体に駆け込んでなんとかしのいでいましたが、周りにはそんな苦労を見せずに過ごしていました。
出産がきっかけで、自分の体に本気で向き合うことに
そんな私が大きく変わるきっかけになったのは、36歳のとき。
1000グラムに満たない小さな女の子を、緊急手術で出産しました。
両手に乗ってしまうほどの小さな命を目の前にして、それまでいかに自分の体をないがしろにしてきたかを思い知ったんです。
運動ゼロ、食事は適当、体調の悪さに慣れっこになっていた自分を責めてました。
その後、整体・マッサージ・ヨガ・アーユルヴェーダ・足つぼ・腸内洗浄・エステなど、あらゆる方法を試しました。
でも、どれも一時的で、根本的に変わる実感が持てず…。
忙しい中で探して、予約して、状況を説明して、施術を受けて、またしばらくすると辛さが戻る…その繰り返しに限界を感じはじめたとき、出会ったのが「自分でからだを整える」ことをコンセプトにした運動法でした。
自分の体を正しく知ることが、変化の第一歩だった
運動を始めた当初は、肩こりや疲れやすさが少しずつ楽になってきた感覚がありました。
でもある日、理学療法士の方から「巻き肩と反り腰がかなり強いですね。このままだと不調がさらに出やすい状態ですよ」と指摘され、衝撃を受けました。
実は、続けていたその運動法が、私の体にとっては合っておらず、姿勢がさらに崩れていて、真面目に取り組んでいただけに、ショックはかなり大きかったです。
でも、この経験がきっかけで、私は「本当に正しい方法で根本から不調を改善したい」と強く思うようになりました。
そして、人の体の動きを知り尽くしている理学療法士のもとで、骨の構造、筋肉の動き、関節のしくみ、正しい姿勢や体の使い方について徹底的に学びました。
自分の体に、自分で責任を持てるようになるということ
こうして誕生したのが、私が今お伝えしている《ゆらトレ》です。
ゆらトレは、単に体を鍛えるためのものではありません。
年齢を重ねても無理なく続けていけるように、「ストレスなく継続できる仕組み」をとことん追求しました。
重たいものを持ち上げることもなく
息が上がるような激しい運動もなし
運動生理学に基づいた正しいメソッドで
誰かに頼ることなく
どこでも再現できて
自分の体と向き合いながら、自分だけの体ケアのマニュアルをつくることができる
この方法をお伝えすることで、実際に90%以上の方が3年以上継続してくださっています。
どんな風に年齢を重ねていきたいのか?常に問い続けています
これからの人生、何歳になっても、自分の体を心地よく使っていきたい。
私はいつも「私はどんなふうに年齢を重ねていきたいのか?」を考えています。
現時点での答えは「姿勢を綺麗に保つ」「颯爽と歩く」「顔のたるみもトレーニングで改善する(美容外科に頼りすぎない)」と決めています。
それには、正しいからだへの知識と方法、継続できる環境が欠かせません。
そんな体づくりを一緒に楽しめて、自分なりの年齢の重ね方を考え続ける仲間が増えていったらうれしいなと思っています。
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