「夜中、肩が痛くて何度も目が覚めてしまうんです……」
これは、私が日々レッスンでお会いする40代・50代の方から本当によく耳にする言葉です。
ある日、グループレッスンにいらした女性がレッスン前にぽつりと話してくださいました。
「最近、夜になると右肩がジンジンして寝返りが打てないんです。動かすとズキッと痛んで、そこから眠れなくなっちゃって……」
そのとき私は「日中のケアだけでは足りないのかもしれない」と気づいたんです。
日常動作や姿勢、筋肉の使い方だけでなく、夜の体の過ごし方も肩にとって大きな影響を与えているのだと。
四十肩って、なぜ寝返りで痛むの?
四十肩(正式には「肩関節周囲炎」)になると、肩まわりの関節や筋肉、靱帯、腱などが炎症を起こしている状態になります。
この状態では、ちょっとした動きでも炎症部分に刺激が伝わりやすく、痛みが強く出やすいのです。
とくに寝返りのように無意識で肩に体重が乗る動きや、ひねりが加わる瞬間は、炎症部分が引っ張られたり圧迫されるため、「ズキッ」と鋭い痛みが走りやすくなります。
横向きで寝るクセがある方は、特に注意が必要です。
下になった方の肩に体重がのしかかり、炎症を悪化させてしまうこともあります。
レッスンでの気づき:動かないことが、逆に痛みを呼んでいる?
レッスンでは、肩の痛みで眠れないという方に「寝返りのような動き」を再現してもらうことがあります。
どの角度で痛みが出るのか、どんなタイミングで無意識に力が入っているのか、一緒に確認していくのです。
すると、ある共通点が見えてきました。それは、寝返りを「肩だけ」でしようとしていること。
本来、寝返りとは体幹や骨盤、脚なども連動して行う動作です。
でも、肩が硬くなると他の部分の可動性も下がり、結果的に肩単体で頑張ってしまう動きになっていたのです。
このことから、私は「肩を休めるだけでなく、他の部分も動かして分担させてあげることが大切なんだ」と感じました。
今日からできる!寝返りがラクになる3つのケア
1.抱き枕やクッションを活用する
横向き寝が好きな方は、腕の下や体の前にクッションを置いてみてください。
これだけで肩への体重のかかり方が変わり、痛みが軽減するケースがあります。
2.寝る前に肩甲骨をゆるめる
深呼吸をしながら、肩甲骨を「軽く上下に動かす」「ゆっくり回す」だけでもOK。
特にお風呂上がりは筋肉がやわらかくなっているのでおすすめです。
3.仰向けのときは肘下にタオルを置く
仰向けで寝るとき、肘の下にタオルを入れて肩を少し前に出すような姿勢をとると、肩が巻き込まれず自然な位置に保たれます。これも痛みの軽減につながる簡単な工夫です。
まとめ:四十肩は、無理をせず、でも放置もしない
寝る時間というのは、体にとって「回復の時間」。でも、肩の痛みでその回復が妨げられてしまっては、本末転倒です。
四十肩は、無理をせず、でも放置もしない。少しずつ、やさしく、体を整えるアプローチが必要です。
「体を動かすって、こういうことかも」と感じてみませんか?
もし「文章だけではよくわからない」「一緒に動いてみたい」と思った方は、ぜひ体験レッスンにお越しください。
マンツーマンツーマンで、あなたの体と向き合いながら、無理なくできるケアをご提案します。
痛みがある状態でも、できることはたくさんあります。一緒にその可能性を探っていきましょう。
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宮澤 理恵(みやざわ りえ・ゆらトレ主宰|自由が丘)

\女性限定・少人数制・自由が丘/「自分にOKをだせるスタイル」と「ご機嫌な毎日」をつくるトレーニング
リアル&オンラインレッスンを通じて、3年以上の継続率90%超の信頼と変化を育んでいます。日々の気づきやセルフケアのヒントをSNSで発信中。よかったらフォローしてしてください!
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