仕事や家事に追われる毎日、「気づいたら肩がガチガチ…」そんな経験、ありませんか?
特に40代に入ると、若いころのように一晩寝たらスッキリ!というわけにもいかず、慢性的な肩こりや頭痛に悩まされている方がとても多いです。
しかもその原因、多くの場合「猫背」にあるんです。

猫背の女性
でも、いざ姿勢を正そうとしても、そもそも正しい姿勢ってなんなのか?わからないのではないかと思います。
そこで今回は、「頑張らなくてもできる」「日常の“ながら”で取り入れられる」をテーマに、猫背改善と肩こり予防に効果的なストレッチを5つご紹介します。
なぜ猫背で肩がこるのか?
まずは、ちょっとだけ仕組みの話を。
猫背になると、背骨の自然なS字カーブが崩れ、頭が前に突き出した「ストレートネック」の状態になります。

ストレートネックの女性
実は頭って、ボーリングの球くらい重いんです。その重みを、首や肩の筋肉でずっと支え続けることになるので、当然こりやすくなるんですね。
さらに、背中が丸まることで肩甲骨まわりの筋肉が動かなくなり、血流も悪くなります。
その結果、筋肉がガチガチに固まり、「こる」「重い」「痛い」と感じるようになるのです。
理想のストレッチは習慣にできるもの
「よし、毎晩10分ストレッチしよう!」と意気込んでも、忙しい日々の中ではなかなか続かないもの。
だからこそ、ながらが大事なんです。

歯磨きしながらストレッチ
たとえば…
・歯磨きしながら
・電車の中で立っているとき
・ドライヤー中
・デスクワークの合間
・お風呂上がりにテレビを見ながら
ちょっとしたすき間時間にできる、地味だけど効果的なストレッチなら、無理なく続けられて体も変わります。
猫背×肩こりに効く「ながらストレッチ」5選
①歯みがきしながら「肩甲骨よせよせストレッチ」
1分でOK。歯を磨きながら、両ひじを後ろに引くようにして肩甲骨をよせるだけ。
10秒×3セットを目安に、息を止めず、スーッと息を吐きながら動かすと効果的です。
ポイント: 背中の下の方(肩甲骨の下角)同士を近づけるよう意識すると◎
②テレビを見ながら「首のうなずきストレッチ」
ソファに座ってテレビを見ながら、首をゆっくり縦にうなずくだけ。
「え?これだけ?」と思うかもしれませんが、実はこれ、ストレートネック対策として理学療法士も推奨する動きです。
ポイント: 背もたれに頭をつけた状態で行うと、首の後ろの筋肉がじんわり伸びます。
③電車で立ってるときの「ひざ曲げ猫背リセット」
満員電車の中、無意識に前かがみでスマホを見ていませんか?
そんなときは、軽くひざを曲げて、お腹に力を入れながら背中をスッと伸ばしてみてください。
ポイント: ひざを少し曲げると、自然と骨盤が立ち、背筋が伸びやすくなります。
④ドライヤー中の「肩回し・お尻締め同時攻撃」
ドライヤー中、片手が空いていますよね?
その空いている方の腕を、ゆっくり外回し・内回ししてみましょう。あわせて、お尻をキュッと締めることで体幹も活性化!
ポイント: 腕は肩から回すイメージで、動きは小さくてもOK。
⑤湯船で「肘寄せ胸ひらきストレッチ」
お風呂の中は筋肉がゆるんでいるゴールデンタイム。両手を胸の前で組み、ひじを外に開くように引いて、胸を広げます。
ポイント: 湯船の浮力を利用すると、普段より大きく動かしやすいです。
まとめ:習慣は「ハードルの低さ」で決まる
どのストレッチも、本当に地味で簡単なものばかり。でも、これこそが「続けられる」「効果が出る」最大の秘訣です。

まずは簡単なストレッチから
特別な道具もいりませんし、時間も場所も選びません。やるか、やらないかだけ。
「今日も肩こってるなぁ…」と思ったら、その瞬間がスタートのチャンスです。何気ない日常の中で少しずつ、自分の姿勢がよくなったら最高ですよね。
最後に:体は、毎日の積み重ねで変わっていきます
猫背や肩こりって、「私の体質だから仕方ない」と思ってしまいがち。でも、本当はちょっとした意識と動きで、驚くほどラクになっていきます。
からだはいくつになっても変えていけます!
ストレッチは、自分のために手をかける優しい習慣なのです。
効率よく自分だけのストレッチメニューが欲しい方は体験レッスンもご利用ください。
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