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筆者:宮澤 理恵(みやざわ りえ)
ゆらトレ®︎ディレクター / 有限会社ハーティプラス 代表取締役

【 50代、毎朝すっきり軽くスラリとした立ち姿を見て、年々の若返りを実感 】
36歳、1000グラムに満たない小さな女の子を出産。それまで運動もせず、食事もいい加減、体調の悪さを見て見ぬふりをしてきたことを後悔。その後、理学療法士に師事し「骨・筋肉・関節・正しい姿勢・動き」を学ぶ。からだの使い方を変えることで長年の不調を改善する、「ゆらトレ」を確立。> プロフィールをもっとみる

体の不調改善トレーニング「ゆらトレ」で克服

ついつい仕事をがんばってしまう女性は、まじめすぎるがゆえにパニック障害(不安障害)になってしまうことがあります。

参考ページ:「パニック障害」ってどんな病気?(外部サイト 公益社団法人富山県医師会)

ゆらトレにいらっしゃる方の話を伺うと、感覚的にですが「パニック障害(もしくは、それに近い症状)でどうしたらいいのか分からない状態」になっている方が多いように感じます。

ゆらトレは……
自分でできる、不調改善トレーニング。不調を改善するには、整体やジムだけでは足りません。「骨や筋肉を正しい位置に戻し、動きにくい箇所を動かす」「筋力をつける」「日常生活で使えるように落とし込む」これを同時にする必要があります。整体とジムの、いいとこどりが「ゆらトレ」です。 > ゆらトレをもっと知る

ゆらトレは「朝起きても疲れが残っている……」など、疲れが蓄積し不調に悩んでいる方へご提供しているトレーニング。

体の不調を改善するトレーニング「ゆらトレ」で、Nさんはパニック障害を克服されました。

ご入会当初のNさんは

  • 人混みに行くと動機が起こるので、外出時には混まない時間やルートを綿密に考える
  • 6年前から抗うつ剤を服用している
  • 睡眠導入剤を飲んでも眠れないことがある
  • 便秘がひどく、1週間できないことがある
  • お顔色が本来のご様子ではなく、表情も硬い印象

そのNさんが「どのように改善していったのか?」を振り返り、パニック障害でお困りの方の助けになればと6つのSTEPに分けて記録に残します。

STEP1 まずは、便秘の改善から

ご入会当時のNさんは、長くお勤めされていた会社を休職中。

ご自身のお体にじっくりと向き合う時間が十分にありましたので、まずは便秘の改善に取り組んでいただきました。

便意をもよおすのは、神経がリラックスモードの時です。

神経が高ぶっていると便意を感じにくいのですが、パニック障害をお持ちの緊張しがちな方に「リラックスしましょう」ということほど難しいことはありません。

ですので、腸内環境を徹底的に変えることで、便意を感じやすくしていきました。

腸内環境を整えるポイント

Nさんはお料理をこまめにされるとのことで、以下のことを徹底いただきました。

  1. 水を2リットル以上飲む(寒く感じたらお白湯)
  2. コーヒーは興奮作用があるので、飲むなら寝る前は避け、できればカフェインレスを
  3. 白砂糖は家に置かない
  4. よく噛んで食べる
  5. 食物繊維の多いものを取り入れる
  6. どんなに出なくても薬を飲まない
  7. 牛乳、ヨーグルトを一旦やめる
  8. 食欲ないときは無理して食べなくてよい(時間通りに食べようとしないこと)
  9. 乳酸菌のサプリメントをのむ
  10. 小麦製品(パンやお菓子)は極力たべない
  11. 服用していた効果のないサプリはやめる

なんと、赤ちゃんの頃から便秘体質だったというNさん。

これらのことを続けた結果、半年もたたないうちに気持ちよく便通がつくようになりました。

毎回のレッスンで、どれだけ立派なお通じだったか(笑)を聞くのも楽しみで、ときに「今日は大蛇でした(笑)」という報告も聞けるほどになりました。

パニック障害であってもなくても、便通がスムーズになると、気持ちも晴れますよね。

まずは、「なんだか今日は気分がいい!」という感覚を味わうことに成功しました。

POINT
緊張しがちだと、便意を感じにくい。
腸内環境を変えることで、便意を感じやすくする。
・便通をスムーズにして、「今日は気分がいい!」という感覚を味わう。

STEP2 からだの動きを総点検する

便秘対策はご自宅でやっていただくこととして、月に3回のレッスンでは、からだの動きの総点検をしました。

人のからだは、「どこかの部分が動かしにくいと、他の部分でその役割を補おう」とします。

ほとんどの場合、補う役割の個所は、本来その仕事をするべき箇所ではないので、負担となりストレスを感じます。

(会社の組織によく例えるのですが、経理の方に営業をしてもらう感じ)

Nさんは、

・お仕事が忙しく運動習慣が全くなかったので、筋肉量が少ない
・長時間の座ったままパソコンや書類を見る姿勢で、背中から首にかけて柔軟性が少ない
・肩甲骨の動きも鈍く、肩回りもガチガチ

「頚椎症(けいついしょう)を何とかしたいんです。手術するしかないって言われて……」とご入会の時に相談くださいました。

参考ページ:頚椎症とは?(外部サイト 一般社団法人 日本脊髄外科学会)

Nさんの頚椎症の症状は、首や肩甲骨付近の痛みや肩こりなどの症状があり、首を動かすと痛みが増したり、首の動きに制限が見られるというもの。

この場合も、根本的な問題は首にはありません。

首に過剰に負担をかけている状態を説明し、

  • 足指を使えるようにして
  • 足首をやわらかくして
  • 骨盤のねじれを修正して
  • 肩甲骨をうごきやすくして
  • 背中を伸ばし、曲げて、反らせて、ねじりやすくして
  • 股関節を動かしやすくして

最後に、首と頭蓋骨の動きやすさを取り戻しました。

動けなかった部分を動かすようにするには、多少の痛みを伴います。

ときに思うように動かせなくて、嫌になってしまうこともあります。

体内で消化吸収できないものは、動きにくい箇所に溜まってしまうので、そこが動き始めると蕁麻疹やだるさといった好転反応が出ることも。

実際、Nさんも指の間に蕁麻疹ができたり、幾度となくだるさを体感されました。

時に後戻りをしているような感覚もあったかと思いますが、それでも少しずつ体全体に柔軟性がもどっていきました。

1年が過ぎるころには、「手術だけは絶対に避けたいです」と言われていた頚椎症も楽になっていかれました。

「自分のからだは、自分で改善していけるのかもしれない」

ご入会当時はにわかに信じられなかった、「自分で自分のからだを何とかする」という自信がついてこられたご様子でした。

POINT
・根本的な問題は、痛みがある箇所にはない。
・痛みがある箇所「以外」にもアプローチして、動けなかった部分を動かす。それには多少の痛みを伴う。
・動き始めると、蕁麻疹やだるさなどの好転反応がでることも。

STEP3 生活習慣を見直す

生活の些細な習慣を何十年と続けるうちに、よくない状況になっていることがあります。

Nさんの生活の様子を伺いながら、下記のことを見直していただきました。

  1. ベットのマットの硬さ(緩みすぎてないか?)
  2. カーテンは遮光性か?
  3. 椅子と机の高さはあっているか?
  4. 生理用品は、ケミカルなものを使っていないか?
  5. 調味料は、純粋なものを使っているか?
  6. お風呂の塩素対策はしているか?
  7. 石鹸やシャンプー、洗剤類は地球環境に安全なものか?
  8. 水は良質なものか?

こういう自然派思考みたいなのもやりすぎて、考えすぎるもの良くありません。

できるもの・抵抗のないものから少しずつ見直して、判断基準は正しさではなく「心地よさ」を重視していただきました。

「どれをどれだけ取り入れいていらっしゃるか?」は問い詰めませんが(笑)、何か不調がでてきたときのチェックポイントとして、ゆらトレ内の共通言語となっています。

POINT
・生活習慣の見直しは、抵抗のないものから少しずつでOK。
・判断基準は正しさではなく「心地よさ」。

STEP4 薬を手放す

頼ってきた薬を手放すのは専門的な知識も必要ですし、「これを飲んだら寝られる・動悸が収まる」と自分に言いきかせてきた歴史が長ければ長いほど、手放すのは怖くなります。

  • 薬では根本的な改善につながらないこと
  • Nさんの腸内環境やからだの動きがよくなってきたこと
  • 「自分で何とかできるのかもしれない」という自信が出てきたこと

これらのタイミングで、ドクターとの連携を取りながら薬を減らしていきました。

まずは、睡眠導入剤を半錠ずつ減らしていきました。

最初はリズムがつかめなくて、朝まで寝られないことも。

しかし幸いにも休職中だったので、「眠たくなれば、がんばらなくても寝られる」と何度も話しあって、寝られないときは本を読んだり、ゆらトレをしてもらって過ごしていただきました。

長すぎる夜を何度も経験され、辛く不安に感じることもあったかと思いますが、それでも1年たつ頃には睡眠導入剤なしで寝られるようになられました。

次に、抗うつ剤の減薬に取り組みました。

ここは慎重にドクターの診断も受けながら、少しずつ手放し。

ゆらトレを始めて3年たつ頃には、睡眠導入剤・抗うつ剤・風邪薬・花粉症の薬などすべての薬を手放されました。

もう、あっぱれとしか言いようがありませんでした。

POINT
・先の「腸内環境」「体の動き」が改善され、「自分で何とかできるのかも」という自信がでてきた頃がタイミング。
・ドクターと連携を取り減薬。
・睡眠薬手放し時、寝られないときは本を読んだりと、眠れない時間を焦らないことも大事。

STEP5 筋肉トレーニングと呼吸トレーニングを始める

あくまでも私が日々のトレーニングで感じていることなのですが、薬を服用していると下記の傾向がみられます。

  • 内臓が硬くなる
  • 血流が悪くなり、冷える
  • 薬で神経伝達が鈍くなり、筋肉がつきにくい

Nさんの場合も、薬を飲んでいる間はどんなに筋トレをしても反応が少なく、「どこに効いているのか?」がまったくピンとこないご様子で、筋肉痛もおきませんでした。

「筋トレは薬をやめてからにしましょう!」と話し合っていたので、やめたタイミングで筋トレを本格的に始めました。

最初は「一体、何をやっているのか?」よく分からないご様子でしたが、徐々に慣れてきて、動かしてほしい場所が的確に動かせるように。

ここまでくると、体を動かすことがどんどん楽しく、ラクになってきます。

柔軟性を取り戻したからだはさらに力強く、疲れにくくなります。

もう一つ。

Nさんのからだづくりをうんとラクにしたのが、呼吸トレーニングです。

緊張体質な方は、呼吸が浅くなりがちです。

緊張しやすい場面や、動悸が起こりそうなときは、すかさず呼吸トレーニングをしていただきました。

そうすると気持ちが落ち着き、とてもリラックスできるそうで、「呼吸を味方につけられて、本当によかったです!」と言ってくださっています。

POINT
・薬を服用していると、筋トレが効果的にできない傾向にある。
緊張体質な方は、呼吸が浅くなりがち。呼吸トレーニングでリラックス。

STEP6 ファスティングを習慣化する

ゆらトレでは、ご希望の方にファスティングの指導もしています。

ファスティングには、下記の作用があります。

  • 臓器を休める
  • 血液をキレにする
  • 脂肪を減らす
  • 便通がよくなる
  • 緊張モードからリラックスモードに変換する

Nさんの場合は、薬を長く飲んでいたので、臓器を休める目的でファスティングに取り組まれました。

ファスティングもいろいろとやり方があるのですが、Nさんの取り組みやすい方法でスタートされ、いまではファスティングのベテランさんです。

臓器を休める以外に、年齢を重ねているのに数年前よりもほっそりスタイルが良くなり、見た目年齢もお若いです。

POINT
・ファスティングには様々な良い作用があるが、Nさんの場合は薬の服用があったので「臓器を休める目的」で行った。

補足 怒りを吐き出す

Nさんの最初の印象は、とてもまじめで、あらゆることをそつなくこなされる印象でした。

何度かレッスンでお目にかかり、いろんなことを話していくうち、何かしらの「怒り」を感じる様になりました。

それは、職場への怒り、同僚への怒り、家族への怒り、自分への怒り。

そのエネルギーはとても大きくて、体や心を頑なにしているような気がして、とにかく怒りを外に出してもらうようにしました。

私はカウンセリングの技術はないので、ひたすら聞くだけです。

ですが、ひとしきり怒りを吐き出したあとは、霧が晴れたように穏やかになられました。

人は、見える部分【からだ】と見えない部分【心】の両方から成り立っています。

相互に影響しあうので、どちらかに不調が出たときは、もう一方のどちらかからアプローチすることは、とても有効だと確信しています。

POINT
・見える部分【からだ】と、見えない部分【心】は相互に影響しあっている。
・どちらかに不調が出たときは、もう一方の方からアプローチすることが有効。

現在のNさんはこんなに元気です!

決して無理のないように、小さなことを少しずつ積み重ねて5年がたち、今のNさんはこんなご様子です。

動悸がすると不安になる(パニック障害症状)
→ 呼吸でかなり落ち着ける状態に。動悸も軽くなる

赤ちゃんの頃からの便秘
→ 毎日すっきり感をともなった快便

頚椎症による首と肩の辛さ 
→ パソコンを長時間使うと凝った感じになるが、ゆらトレをすれば、次の日に持ち越すことはない

朝まで眠れない日が続く
→ 記憶がなくなるほど爆睡

毎日何かしらの薬をのむ
→ 薬とはさようなら

筋力がなく疲れやすい
→ 動きすぎて疲れるほど。ぐっすり寝て翌日には回復

メリハリのない体型
→ 姿勢よく、くびれもでき、50代とは思えない体型

冷えで顔色わるい
→ どこからどうみても血色よく、笑顔がまぶしい

そして、何より【私は大丈夫なんだ!】という自信を持たれています。

この自信こそが、パニック障害を乗り越える大きな原動力となることを、Nさんを通じて学ばせていただきました。

どうか一人でも多くの方が、パニック障害の辛さから解放されますように。

ご興味がある方は、体験レッスンへ

ゆらトレ お客様の声

ご紹介したNさんの、ゆらトレ流「パニック障害克服」実記。

いかがでしたでしょうか?

パニック障害は心の病気と捉えられがちで、ご紹介した「体からのアプローチが効果的」とまだまだ知られていないようです。

からだの不調を根本から改善していくには、原因となりそうなことの予測をつけ、徹底的につぶしていく。

そうしていくことで、しっかりと自分のからだや生活と向き合うことができるようになります。

徹底的につぶしていくには、ガイド役が必要です。

ゆらトレは、方法をお伝えするだけはなく、時に厳しく、時に寄り添い、辛さから完全に解放されるまでを伴走します。

Nさんのように「私は大丈夫なんだ」という自信がつくことで、パニック障害の発作が無くなっていくことは珍しくありません。

同じような症状でずっと苦しんでおられる方、何をしてもダメだった方は、一度「ゆらトレ」体験レッスンに来てみませんか。

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トレーニング,ストレッチ

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